【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

春分の日大闘牛大会

春分の日大闘牛大会(主催・石川闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が
3月21日午前10時からうるま市の石川多目的ドームで行われた。
県勢出場の選抜高校野球中継との関連で開始時間を繰り上げての開催と
なったが、県内各地からの闘牛ファンや観光客など約600人がつめかけた。

8組(2組は不戦勝)の対戦が行われ、迫力場面では歓声やどよめきが相次いだ。
7番戦ではハプニング。先に入場した清龍嵐が対戦を嫌がったのか、
相手が現れる前に突然逸走し、闘牛場外を走り回った。
一部の観客が見守る中、“大捕りもの劇”となったが、
走り疲れた後にようやく御用となり、事なきを得た。
春分の日大闘牛大会
何とか牛を取り押さえようとするが・・・

予想外の珍事に場内は大いにわいたが、
もっとも見ごたえがあったのは4番戦だった。
希多岩竜とひめゆりGOGOが期待通りの激戦を繰り広げ、
観客の目を釘付けにした。
一進一退の攻防が続き、長期戦になるかと見えた7分過ぎに勝負は急展開。
やや疲れた岩竜の足元が乱れるのを見逃さず、
ここを勝機とばかりGOGOが一気に攻勢
に出た。強烈な押し込みからの腹取りがさく裂すると、
岩竜これを持ちこたえられずに敗走した。
春分の日大闘牛大会
希多岩竜に留めの腹取りを決めるひめゆりGOGO(手前)
春分の日大闘牛大会
通算11勝目を挙げ、意気揚々と退場するひめゆりGOGOと
牛主の伊敷 勇さん。

結びの一番は体格で大きく勝る闘天赤富士(デビュー戦)が
ベテラン新春王の押し込みに
グラリとする場面もあったが、最後は体力勝ちを収め、
デビュー戦を白星で飾った。
春分の日大闘牛大会
リング中央での激しい押し合いを展開する闘天赤富士(右)と新春王。

次回は28日午後1時から本部町の多目的広場闘牛場で本部闘牛大会。

春分の日石川大闘牛大会

優  勝: 闘天赤富士
殊勲賞: 末吉カブラー
敢闘賞: 貴花天孫王
技能賞: ひめゆりGOGO

対戦結果 左側が勝牛
牛  名 対戦時間 牛  名
闘天赤富士 3分02秒 新春王
末吉カブラー 10分59秒 松クロフネ
錦大龍無双 0分21秒   μジブラ
ひめゆりGOGO 7分52秒 希多岩竜
  丸石白龍 不戦 赤野アコー
  闘将☆メカ 2分31秒 美佐剛力
一  撃 不戦 清龍嵐
松田龍神 10分13秒   うら庭マックス
貴花天孫王 11分44秒 やまぐすく
竹ヌ又トガイー 4分06秒 石川タッチュウ

同じカテゴリー(過去の結果)の記事