【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

準全島闘牛大会(3月7日)

古堅モータース号が新王者に
酋長若虎、7度目の王座ならず。

★全島一優勝旗争奪戦★
準全島闘牛大会

優 勝: 古堅モータース号
殊勲賞: 愛美無双
敢闘賞: 牛頭若力
技能賞: 突撃ハリケーン

対戦結果 左側が勝牛
牛 名 対戦時間   牛 名
古堅モータース号 11分3秒 酋長若虎
愛美無双  5分35秒 大勝神龍
新力號  0分8秒 伊良皆圧送真悠桜
東山優武勝 4分54秒 岳人竹ヌ又花形
新春王  5分54秒 古堅モータース天一
牛頭若力 14分40秒 荒風キング
錦大龍無双 0分19秒 冨里トガイー
突撃ハリケーン 4分56秒無天光号
男桜 15分8秒 点
古堅モータース光竜 不戦  琉球花形
屋部小さな兵隊 15分37秒 川田龍神丸

古堅モータース号が新王者


 準全島闘牛大会(主催・古堅闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が7日午後2時から、
うるま市の石川多目的ドームで行われた。
県内各地から闘牛ファンや観光客ら約2000人がつめかけ、11組の対戦を楽しんだ。

注目の全島一優勝旗争奪戦は挑戦牛の古堅モータース号が11分にわたる激戦を制し、新チャンピオンになった。
酋長若虎は7度目の防衛に失敗し、2007年11月から2年4カ月間にわたって保持した王座を明け渡した。
 
両牛は再戦(2008年2月)で、モータース号は前回のうっぷんを晴らす豪快な打ち倒しでの雪辱となり、
勝利の瞬間はドームがすさまじい大歓声に包まれた。
序盤は一進一退の攻防。モータース号の角さばきがさえ、前に押して出る場面が何度かあったが、
若虎は重い腰でこれを食い止めた。観客がかたずを飲んだ10分過ぎに勝負は動いた。
疲れの出た若虎が頭を上げ、一瞬のため
らいを見せるや否やここを勝機とばかりモータース号が若虎めがけて飛び込んだ。
すでに息が上がっていた若虎はこれを残せず脱兎のごとく敗走。
猛追したモータース号が柵際でダメ押しとなる腹取りを決め、完勝した。
  
準全島闘牛大会(3月7日)
酋長若虎(右)に柵際で打倒しを決め、王座を奪取した古堅モータース号

準全島闘牛大会(3月7日)
下馬評を覆す逆転勝利に会場はどよめきの連続。祝福の嵐の中、
牛主の佐久川政秀さんは愛牛の背で優勝旗を高々と掲げ、喜びを爆発させていた。

その他の対戦結果を見る。

<4番戦>
準全島闘牛大会(3月7日)
指名特番戦(4番)は期待通りの激戦となったが、最後は岳人竹ヌ又花形(左)が敗走し、
東山優武勝の勝利が決まった。




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