【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

南部闘牛組合新春大闘牛大会

第7回南部闘牛組合
新春大闘牛大会

優  勝: 愛美無双
殊 勲 賞: 兼本白龍
敢 闘 賞: キング小鉄
技 能 賞: 常勝会ギネス信号

対戦結果 左側が勝牛

牛 名 対戦時間  牛 名
愛美無双 0分28秒  ミスターダンディー
兼本白龍 16分13秒  松クロフネ
新力號 不戦  目取真大力
キング小鉄 12分57秒 しらみずパンダ
ひめゆりGOGO 0分38秒 大屋一撃
大嵩カブラ 4分05秒 小鉄花形
常勝会ギネス信号 3分49秒 剛パンダ
東山優武勝 5分49秒  まんぷく尾白
海地パンダ 0分55秒 南山小力
古堅モータース光竜 6分03秒 渡のあっちゃん号

第7回南部組合新春大闘牛大会が3日午後1時から石川多目的ドームで行われた。
“三が日闘牛”最後の大会となったため、午前中の雨にもかかわらず県内各地からの闘牛ファンや観光客など約1200人がつめかけ、次々に繰り広げられた9組(1組は不戦勝)激戦を堪能した。

もっとも見ごたえがあったのはしらみず王パンダとキング小鉄が対戦した4番戦。期待通りの大激戦となり、場内をわかせた。先手で攻めたのはしらみず王。湾曲した角を小鉄の額に当てながらぐいいと力強く押して出た。序盤、この強い攻めで小鉄はたじたじとなり、防戦を余儀なくされた。しかし、8分過ぎからしらみず王に疲れの色が見え始め、次第に動きが鈍化。これと入れ替わるように小鉄が積極的に前に出始めた11分過ぎ、完全に疲れたしらみず王が力尽きるように敗走した。

南部闘牛組合新春大闘牛大会
キング小鉄(右)の腹取りが決まった瞬間。

南部闘牛組合新春大闘牛大会
写真説明:2番戦:激しい押し合いを繰り広げる兼本白龍(右)と松クロフネ
=うるま市石川多目的ドーム=

2番戦は、兼本白龍と松クロフネが切れ目なく押し合い、消耗戦となった。形勢不明だったが、対戦開始16分で疲れたクロフネが突然敗走し、一瞬にして勝負に幕が降りた。

結びの一番は白組のミスターダンディーがわずか28秒でまさかの敗走。愛美無双が難なく楽勝した。
南部闘牛組合新春大闘牛大会
敗走するミスターダンディー(右)。

<6番戦>
南部闘牛組合新春大闘牛大会
左が勝った大嵩カブラー。

<7番戦>
南部闘牛組合新春大闘牛大会
常勝会ギネス信号(左)の強烈な押し込みが炸裂、敗走する剛パンダ。

<8番戦>
南部闘牛組合新春大闘牛大会
まんぷく尾白を下し、デビュー戦を飾った東山優武勝。




次回は2月14日午後1時から石川多目的ドームで旧正月大闘牛大会。


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